別離 [Blu-ray] - 尻江重徳の日記

今日は、韓国の大統領選です！

結果次第で東アジアの情勢は、急変するかもしれません。

中国、日本、韓国では、新しい指導者で、新年を迎えることになります。平和で安定した社会の構築を祈っています。

今回は、イラン映画を紹介します。

特典映像には、第61回ベルリン国際映画祭において、映画祭史上初の主要3部門〈金熊賞&銀熊賞(男優賞・女優賞)〉を独占受賞の模様があります。

イラン映画のクオリティーの高さを感じる作品です。
イスラム社会における女性の立場や地位について、誤解があるようです。

イランは、革命によってイスラム原理主義が社会全体を牛耳っているのですが、リベラルな考え方の人々も多いと思いました。

政治と民衆には、乖離があるのは、どこの国も一緒ですね。

ラストシーンは、涙無くして、見ることができません。
ちょっとした嘘が、大変な結末になるのだと思いました。

軽い嘘が、家族を引き裂く！残酷なことです。

冒頭のシーンは、夫婦が裁判所で離婚申し立てした妻の台詞から始まります。
長回しで撮影するので、フィルムが無駄にならないか心配したと妻役レイラ・ハタミが緊張したとインタビューで答えています。

特典映像には、監督のアスガー・ファルハディのインタビューがあります。
台詞のないシーンを活用して見ている観客に考えさせる手法を積極的に取り入れていました。

イラン映画、恐るべし！と感動する作品でした。